引越しの方位の調べ方|吉方位・凶方位を確認する手順と付き合い方
引越し先が「吉方位か凶方位か」を確かめるには、3つの情報がそろえばよい。
1. 今の住まいを中心に、新居がどの方位にあるか(方位角)
2. 自分の本命星
3. 引越し年・月の年盤と月盤
この3つを照合すれば、新居の方角に吉星が巡っているか、凶方位に該当するかが分かる。以下、具体的な手順と、凶方位だったときの考え方を整理する。
方位は「今の住まい」を起点に測る
九星気学で引越しの方位を見るとき、中心になるのは今住んでいる家である。新居でも勤務先でもない。
地図アプリで今の住所と新居の住所を表示し、直線を引く。その方位角(北を0度として時計回りに測った角度)を確認する。
方位の幅は均等な45度ずつではない点に注意が必要だ。
| 方位 | 角度幅 |
|---|---|
| 北 | 345〜15度(30度) |
| 北東 | 15〜75度(60度) |
| 東 | 75〜105度(30度) |
| 東南 | 105〜165度(60度) |
| 南 | 165〜195度(30度) |
| 南西 | 195〜255度(60度) |
| 西 | 255〜285度(30度) |
| 西北 | 285〜345度(60度) |
北・東・南・西は各30度、その間の4方位は各60度。この幅を誤ると判定そのものがずれるため、方位角は慎重に確かめたい。
本命星を出す
本命星は生まれ年から割り出す。計算方法は以下のとおり。
1. 西暦の各桁を1桁になるまで足す
2. 11からその数を引く
3. 結果が9を超えたら9を引く
例:1990年生まれの場合、1+9+9+0=19→1+9=10→1+0=1。11−1=10。10−9=1。一白水星となる。
ただし1月1日から立春前日(おおむね2月3日ごろ)までに生まれた人は、前年の数値で計算する。1990年2月1日生まれなら1989年扱いとなり、二黒土星になる。
本命星の算出に自信がなければ、生年月日から本命星と今月の吉方位を無料で確認するのツールで即座に調べられる。
年盤・月盤で凶方位を確認する
本命星が分かったら、引越しする年の年盤と、入居する月の月盤を確認する。見るべき凶方位は以下の4種が基本になる。
万人共通の凶方位
- 五黄殺:五黄土星が巡る方位。自分から凶を取りに行く形とされる
- 暗剣殺:五黄殺の正反対の方位。外から災いが来る形とされる
- 歳破(年)/月破(月):その年・月の十二支の反対方位
五黄土星が中宮に入る年や月は、五黄殺と暗剣殺が存在しない。この点も押さえておきたい。五黄殺・暗剣殺の仕組みを詳しく知りたい場合は五黄殺・暗剣殺とはを参照してほしい。
個人ごとに異なる凶方位
- 本命殺:自分の本命星が巡っている方位
- 本命的殺:本命殺の反対側
月命星についても同様に月命殺・月命的殺がある。
参考として、2026年(立春2月4日〜翌年節分)の年盤は中宮が一白水星。五黄殺は南、暗剣殺は北、歳破も北(午年のため)に重なる。北方向への引越しは2026年盤では万人共通で凶となる。
吉方位の判定手順については吉方位の調べ方に詳しい流れをまとめている。
凶方位だったら:時期をずらすという選択肢
新居が凶方位に該当する場合、検討できるのは入居の時期をずらすことである。
月盤は節入り(節替わり)ごとに切り替わる。カレンダーの1日ではなく、2026年でいえば啓蟄が3月5日、清明が4月5日、立夏が5月5日といった日が月の境目になる。
年盤では凶方位でも、月をずらすと月盤上の凶が外れるケースがある。逆に、年盤・月盤の両方で凶が重なる月は、できれば避けるのが九星気学の基本的な考え方だ。
ただし「年盤の凶は月をずらしても消えない」という点は見落としやすい。年盤で五黄殺にあたる方位は、その年の間ずっと凶のままである。年単位の引越し方位を変えるには、移転先そのものを再検討するか、翌年以降まで待つしかない。
方位は最後の確認レンズであって最初の判断基準ではない
引越しは家賃、通勤時間、子どもの学区、家族の介護距離など、生活の条件が先に立つ。方位は、それらの条件で候補を絞った後に「形勢を確かめるレンズ」として使うのが現実的な位置づけだ。
方位が整っていても間取りや予算が合わなければ暮らしは成り立たない。反対に、凶方位であっても生活上の優先度が高いなら、その判断自体は合理的なものである。
賃貸契約の締結や入居日など、法的・経済的な意思決定を方位の判断だけで決めることは勧められない。方位はあくまで「意図を映す鏡」であり、暮らしの結果を約束するものではないからだ。
候補が複数あって条件がほぼ同等なとき、方位が一つの後押し材料になる。そのくらいの距離感が、方位との無理のない付き合い方だろう。
よくある質問
引越しの方位はどこを起点に見ますか?
今住んでいる家を中心に、新居への方位角を測ります。新居や勤務先が起点ではありません。地図アプリで直線を引き、北を0度として時計回りの角度を確認してください。
凶方位への引越しは避けるべきですか?
家賃・通勤距離・家族の事情など生活条件が最優先です。そのうえで時期の調整が可能なら、月盤の凶が外れる月を選ぶ方法があります。条件面で他に選択肢がないなら、方位だけを理由に断念する必要はありません。
家族で本命星が違う場合はどうしますか?
世帯主や家計の中心となる人の本命星を軸に見るのが一般的な考え方です。全員の吉方位が揃うことは珍しいため、少なくとも五黄殺・暗剣殺・歳破といった万人共通の凶方位を避けることを優先する方が現実的です。
入居日と契約日のどちらで方位を見ますか?
九星気学では実際に新居で寝泊まりを始める入居日を基準とするのが一般的です。契約日ではなく、新しい住まいの気に触れ始めるタイミングを重視する考え方です。