目次6
  1. 01事前準備:本命星と吉方位を確認する
  2. 02日の選び方
  3. 03当日の手順
  4. 04持ち帰ってからの9日間
  5. 05やりがちな勘違い
  6. 06自分の吉方位を調べるところから始める

お水取りのやり方|吉方位の水をいただく手順を5段階で解説

お水取りとは、九星気学で割り出した吉方位にある神社や湧き水の場所へ出向き、その場で一口いただいたうえで水を持ち帰り、9日間飲み続ける作法である。流派によって細部は異なるが、骨格はこの形に収まる。

注意しておきたいのは、奈良・東大寺二月堂で毎年3月に行われる「お水取り」(修二会)とはまったくの別物だという点だ。修二会は仏教行事であり、九星気学の方位術とは由来も目的も異なる。

以下では、事前準備から9日間の飲み方までを順に整理する。

事前準備:本命星と吉方位を確認する

お水取りの出発点は、自分の本命星を知ることである。本命星は生まれ年(西暦)の各桁を1桁になるまで足し、11からその数を引いて求める。9を超えたら9を引く。年の境目は立春であり、1月1日から立春前日(おおむね2月3日ごろ)生まれの人は前年で計算する。手順の詳細は本命星の調べ方でまとめている。

本命星がわかったら、次は吉方位の特定に移る。手順は以下のとおり。

1. その年・その月の九星盤を確認する。

2. 五黄殺・暗剣殺・歳破・月破・本命殺・本命的殺・月命殺・月命的殺・定位対冲を洗い出し、すべて除外する。

3. 残った方位のうち、そこに巡っている九星が自分の本命星と相生または比和の関係にあるものが吉方位となる。

年によっては吉方位が一つも残らないこともある。無理に凶方位を使うくらいなら見送るほうが伝統的な考えに沿う。

日の選び方

月の吉方位は「節入り(節替わり)」から翌月の節入り前日までが一単位になる。カレンダーの1日が切り替わりではない。たとえば2026年の場合、7月の節入りは小暑の7月7日、8月の節入りは立秋の8月7日である。

日盤の吉凶まで見る流派もあるが、最低限として年盤と月盤の両方で凶方位にならない日を選ぶのが基本線である。

当日の手順

水をいただく場所

吉方位にある神社の手水舎や境内の湧き水、あるいは地域で名水として知られる湧水地が伝統的な候補になる。水源がはっきりしない場所や、飲用に適さないとされている水は避けること。いくら方位が良くても、安全に飲めない水では体に害が及ぶ。水質の安全性は方位の吉凶より優先すべき問題である。

現地での作法

到着したら、まずその土地の神社に参拝する。そのうえで水場に向かい、その場で一口いただく。これを「現地で気に触れる」行為と位置づける流派が多い。

持ち帰り用の水は、清潔な容器に汲む。ペットボトルでもガラス瓶でも構わないが、事前に煮沸消毒しておくと安心である。量の目安は、9日間毎朝一口ずつ飲める分量。500mlもあれば十分足りる。

吉方位の土地に長く滞在するほど作用が強いとされてきた。これは祐気取りとはで解説している祐気取りと同じ考え方である。日帰りでも構わないが、時間に余裕があれば現地でゆっくり過ごすのが昔ながらの流儀だ。

持ち帰ってからの9日間

お水取りの核心は帰宅後にある。持ち帰った水を9日間、毎朝一口ずつ飲み続ける。これが一連の作法の完成形とされる。

実践上のポイントを整理する。

  • 飲むタイミングは朝。起き抜けの空腹時に飲む流派が多い。
  • 冷蔵庫で保管する。天然水は雑菌が繁殖しやすいため、常温放置は避ける。
  • 9日間で飲み切るのが基本だが、衛生面で異変(濁り・異臭)を感じたら中断する。体調を崩してまで続ける行為に意味はない。

やりがちな勘違い

「どこの水でもいい」わけではない

吉方位であっても、飲用不可と表示された水を汲んではならない。方位の吉凶と水質は別の問題である。

効果を約束する作法ではない

お水取りは「吉方位の気を取り入れる」という昔からの実践であり、何かの成果を確約するものではない。方位は動く前に形勢を確かめるレンズのようなもので、人生の重要な判断(医療・法律・投資など)を方位だけで決めるのは本来の使い方から外れる。

9日間の途中で中断しても罰はない

体調不良や水の劣化で飲めなくなった場合、そこで止めてよい。「中断すると悪いことが起きる」という話に根拠はない。

自分の吉方位を調べるところから始める

お水取りで最も手間がかかるのは、出かける前の方位判定である。本命星の算出、年盤・月盤の凶方位の除外、残った方位と自分の星との相性確認。この一連の作業を自力でやるのは骨が折れる。

生年月日から本命星と今月の吉方位を無料で確認する。ここで自分の本命星と方位を把握し、水場のある場所を探すところから始めてみるとよい。

よくある質問

お水取りとは何ですか?

九星気学の吉方位にある神社や湧き水の場所へ出向き、その場で一口水をいただいたあと持ち帰り、9日間毎朝飲み続ける作法です。吉方位の気を取り入れる実践として古くから行われてきました。

どこの水でもいいのですか?

吉方位にあることが前提ですが、飲用に適した安全な水であることが最優先です。飲用不可と表示されている水や、水源が不明な場所の水は方位に関係なく避けてください。

東大寺のお水取りと同じですか?

別物です。奈良・東大寺二月堂の『お水取り』は修二会という仏教行事を指します。九星気学のお水取りとは由来も目的も異なります。

9日間続けられなかったらどうなりますか?

体調不良や水の劣化で中断しても問題ありません。『途中でやめると悪いことが起きる』という話に根拠はなく、衛生面を優先してください。

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